日向坂で会いたい

独身彼女なしアラサーの生産性のない日記

凡人

中学生の時まで、自分のことを天才だと思っていた。

学校1忙しかったバレー部で平日は毎日、土日は基本1日試合か練習試合。いつ勉強してたか記憶がないけど、塾でも学校でも成績はトップだった。

 

地域のトップ公立校に入学して、そこで、こいつらは俺が本気で勉強しても勝てないだろうなというやつが5人くらいいた。東大京東工大にそいつらは受かっていった。それでも、大して勉強してないわりには15位くらいだったし、俺もまあまあ頭良い方だなと思っていた。

 

勉強はできるというプライドとアイデンティティを守るために受験し、旧帝大に合格した。一人暮らしも開始した。

 

ただ、大学に入ってしばらくして、自分は凡人だと気付いた。最初のテストで高校のノリでテキトーに勉強して受けたら15点満点で2点しか取れなかった。衝撃だった。今まで勉強だけはできると自負していたのにそれすら無くなったと。その頃大学の友人たちとイマイチうまが合わないのもあいまって、絶望しかなかった。最終的に大学3年の時くらいに、シンプルに勉強不足だったなと気づくんだけど、その当時は本当に辛かった。どうやってその絶望から脱出したか覚えてないけど、最終的に自分は凡人なんだなと結果として受け入れた。

 

この凡人だということを受け入れられたのは大学院まで計6年間の学生生活で一番大きな収穫だった。理由は?と言われるとうまく言語化できないけど、諦めるという能力を同時に身につけられたからというのが一番しっくりくる。

じゃあ諦める能力って必要なのかと聞かれたら、凡人が生命を維持していくには諦める以外どんな道があるのか、ということになる。生きていくにはお金が必要。天才はやりたいことや頭使って稼げるけど、大多数の凡人は諦めて従業員として資本家の下で働くしかない。

 

こんなこと書いてる時点でまだまだ凡人だということを受け入れきれてない。もしくは、凡人だと自覚しているだけマシだと自分で思っているということです。